<初めに>
注文していた南高梅が届いたので早速、梅干しの漬け込みを行いました。
去年と同じ20kgの梅を漬け込みます。10kgの箱2箱で届きました。
完熟梅を頼んだので、よい香りが漂います。
<概要>
作り方は去年と同じです。
食品保存用ビニール袋(ジブロック)サイズLの袋に、500gの梅と50gの塩(重量比10%)の割合で漬け込みます。
去年と手順を変えたところは、梅の実の水での洗浄を、絞った付近でふき取る方法にしたところです。これは梅の実のホコリを落とすだけなら水につける必要はないと考えたからです。
<作業手順>
1.梅の実のヘタとり
2. 梅の実の埃ふき取り
3.塩の小分け
4.梅の実の袋詰め
5.梅の実の袋の空気抜きと箱詰め
<作業詳細>
1.梅の実のヘタとり
竹串などでヘタを取っていきます。
2. 梅の実の埃ふき取り
水で絞ったフキンや、タオルで梅の実の表面をぬぐっていきます。ヘタの部分に汚れがたまっているので、このあたりを念入りにふきます。今回は水にくぐらせていないので乾燥は不要ですが、次の塩の小分けの時間で水分を飛ばします。
3.塩の小分け
食品保存用袋(ジブロック・Lサイズ)に50gの塩を入れていきます。1袋に梅を500g(10~15粒程度)を入れていくので、重量比で10%の塩分になります。通常は15~20%の塩分にするので、濃度は低いですが、殺菌を念入りに行うので、この塩分濃度でも失敗することはほとんどありません。
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※補足
食品保存袋には、口の開け閉め用にスライダーのついたものがあります。このタイプのものは、口を締めてもスライダー部分に隙間が空くので、今回のように密閉する目的には使えません。
スライダーの右側にすきまが空いています。
ジブロックは口の部分の構造が2重になっており、開け閉めが確実にできるのでお勧めします。
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塩を入れた後は、袋の口は開けたままにしておきます。これは、この後すぐに梅を入れていくためです。
4.梅の実の袋詰め
塩の入った袋に梅を入れていきます。袋に入れる時に、梅を焼酎にくぐらせて殺菌します。焼酎は殺菌とともに、塩を梅に付着させる働きもします。
とりあえず梅を袋に詰めていきます。この時、袋の口は閉じておきます。
袋詰が終わったら、袋の空気を抜きます。
まず塩を梅にまぶすように袋を振り、その後、袋を二つ折りにして空気を追い出していきます。
袋の口付近に空気がたまったら、袋の端をあけて空気を抜きます。抜き終わったら袋の口を閉じます。この作業をするときにジブロックの袋の口の構造だと作業がやりやすいです。
空気抜きが終わったら、袋を二つ折りにして袋の口が上を向くようにして箱に詰めます。
こうして、隙間なく箱に詰めていけば完成です。
この状態で1週間程度置いておきます。一周関すると梅酢が上がってくるので、つかり具合の確認(カビの発生の有無の確認)と再度の空気抜きを行います。
以上